Unityフリーランスゲームエンジニアの報酬単価の相場

会社員からフリーランスのエンジニアになる理由として、「フリーランスの方が会社員よりも高単価の金額を得られるため」という理由が最も多く伺います。しかし、フリーランスご自身がもらっている報酬単価が市場の相場と比較して、どのくらいにいるのかをご存知のフリーランスの方は意外と少なかったりします。

今回は、APPSTARSフリーランスの数千件の求人情報と案件マッチング実績をもとに、Unityフリーランスエンジニアの報酬単価相場をご紹介します。

Unity / C#フリーランス仕事・案件の役立ち情報も合わせてご覧ください。

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Unityとは

Unity(ユニティ)とは、2005年にユニティ・テクノロジーズ社がMac OS Xに対応したゲーム開発ツールとしてリリースした統合開発環境を内蔵し、複数の機材に対応するゲームエンジンです。

Unityを使用するエンジニアは100万人以上いると言われるほど、人気ツールとして多くのゲーム開発に利用されています。特に、モバイルゲームやブラウザゲーム開発に使用されています。

Unityはスクリプト言語として、「C#」「UnityScript(JavaScript)」「Boo」の3種類のプログラミング言語に対応していますが、C#を利用する案件求人が多いです。

 

C#とは

C#(シーシャープ)とは、構文はC言語、C++、Javaなどの影響を受けており、それ以外についてはDelphi(デルファイ)からの影響を受けているプログラミング言語です。

C#の開発は、ボーランド社のTurbo PascalやDelphiを開発したアンダース・ヘルスバーグを筆頭にDelphi開発メンバーが多く開発に携わっています。

上記で記載の通り、Unityのスクリプト言語として、「C#」「UnityScript(JavaScript)」「Boo」の3種類の言語がありますが、C#が最も利用されています。

 

Unityフリーランスエンジニアの市場ニーズ

日本国内でもゲーム市場(特にスマホゲーム市場)は、成長著しい業界の一つで、Unityをはじめゲームプログラマーの市場ニーズは高くなっています。国内のゲーム市場規模は今後も成長が期待されており、ゲームプログラマーのニーズもしばらくは高いと言えそうです。

また、最近ではAR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)、VTuber(バーチャルYouTuber)関連のサービスも数多く出てきており、そこにUnity / C#の技術も使われるため、純粋なゲーム以外にもエンジニアのニーズが増えてきています。

以前は深夜対応やリリース間近の稼働増加など、体力的に厳しい開発が多い印象でしたが、最近のフリーランス案件では稼働時間など改善する企業も増えてきていて、働きやすい環境が整ってきています。

報酬単価についてはWEBサービスやスマホアプリ分野と比較すると、若干低めになる傾向があります。理由としては、ゲーム業界はエンジニアの方の平均年齢が若く、業界全体のこれまでの報酬単価の慣習が残っている点が挙げられます。

 

Unityフリーランスエンジニアの経験年数と報酬単価相場

上記にUnity / C#フリーランスエンジニアの経験年数と報酬単価相場(税別)の表を示しました。

記載している金額は、週5日稼働した時の1ヶ月あたりの報酬ですので、週4日稼働の場合は0.8倍、週3日稼働の場合は0.6倍、週2日稼働の場合は0.4倍した金額が報酬になります。

注意したいポイントとしては、Unity / C#の経験年数自体は一緒でも、他のプログラミング言語の経験年数、つまりゲーム・IT・WEB業界の経験年数によって、報酬単価の相場も変わってくる可能性があります。例えば、サーバーサイドやフロントエンド開発の経験やスキルがしっかりしていると判断されれば、Unity / C#による開発の経験が1年程度であっても、Unity / C#開発経験が2〜3年あるエンジニアの方と一緒の報酬単価になるケースもあります。

また、あくまで相場ですので、開発リーダーや案件特有の経験などを持っている場合は、この範囲を超えている方もいらっしゃいます。 上記の報酬単価の相場一覧をグラフ化したものも示しておきます。

 

Unityの高単価案件・仕事を獲得するための必要スキル

Unityのフリーランス案件・仕事でより高単価のものを獲得するために必要なスキルや経験をご紹介します。

①開発マネジメントやレビュー経験

Unity案件求人に限らず、開発マネジメントやソースコードレビューの経験は、通常、プログラミングスキルや信頼感を持っている方が任されることが多いと考えられていることから、そのような経験を持ったフリーランスエンジニアの方は、報酬単価が相場よりも5〜10万円上がることもあります。

そのため、もしそのような経験を持っている方は積極的にアピールしましょう。

 

②要件定義や基本設計などの設計スキル

①の開発マネジメント・レビュー経験に少し似ていますが、要件定義や基本設計などのビジネス観点からサービスやプロダクトのことを理解して、技術要件や仕様に落とし込めるエンジニアの方は、一般的にエンジニアスキルも高いと見られたり、希少性も高く、報酬単価も高くなる傾向があります。

 

③デザイン・エフェクトスキル

Unityエンジニアの場合、エンドユーザーが触れる画面部分の実装が多く、UIデザインやビジュアルエフェクトなどに配慮した設計、実装を求められることがあります。また、デザイナーがUIデザインやビジュアルエフェクトを担当している場合でも、デザイナーの意図を汲み取って実装したり、ユーザビリティやエフェクト視点で提案したり、日頃からゲームのUIデザインやビジュアルエフェクトなどに関する感度も高めておく必要があります。

最近のゲームのUIやエフェクトのトレンドも意識した提案や実装ができれば、他の開発メンバーからの信頼も得やすく、報酬単価UPにつながります。

 

④AR・VR・MR・バーチャルYouTuber案件の獲得

上述した通り、ゲーム業界におけるフリーランス案件の単価は、WEBサービスやスマホアプリ開発と比べると少し低めになる傾向がありますが、AR・VR・MR・バーチャルYouTuber関連の案件・お仕事はWEBサービス系の単価相場がベースになっていることが多いです。

そのため、ゲームだけでなく、このような案件求人を獲得することで、より高い報酬単価を得られる可能性があります。スキルや経験面からもUnity / C#を使ったゲーム開発経験があれば、比較的、案件獲得しやすいので、検討してみてはいかがでしょうか。

 

Unity / C#の高単価案件情報

フリーランスエンジニア向けのUnity / C#の高単価求人情報は、以下にまとまっていますので、ご参考ください。

Unityの高単価案件・仕事情報まとめ

 

まとめ

Unityフリーランスゲームエンジニアの市場ニーズから報酬単価の相場、Unityの高単価案件を獲得するための必要スキルや経験をまとめさせて頂きました。

Unityを使ったゲーム開発は今後も成長が期待されていて、市場ニーズも高いと言えます。近年、AR、VR、MR、バーチャルYouTuber関連のサービスも注目を浴びてきており、高単価案件が出てきています。

また、週5日稼働の案件の割合も多く、月収・年収をしっかり稼ぎたいフリーランスエンジニアの方に向いていると考えられます。

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執筆・編集:岡田 崇嗣