PHPエンジニア案件求人の報酬単価の相場

フリーランスエンジニアの方が正社員よりも年収を稼げるからフリーランスになったという方は大変多いです。しかし、自身の報酬単価・年収が市場の相場と比較した時にどの程度の位置にいるのか、知っているフリーランスの方は意外と少なかったりします。

今回は、APPSTARSフリーランスの数千件の求人情報と案件マッチング実績をもとに、PHPフリーランスエンジニアの報酬単価相場をご紹介します。

PHPフリーランス仕事・案件の役立ち情報も合わせてご覧ください。

この記事はフリーランスエンジニア・WEBデザイナー向けの案件・求人紹介サービス「APPSTARSフリーランス」がお届けしています。

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PHPとは

PHPとは、The PHP Groupによってコミュニティベースで開発されているオープンソースの汎用プログラミング言語およびその公式の処理系です。特にサーバーサイドで動的なWEBページを作成するための機能を多く備えていることを特徴としています。

PHPは、WEBサービス、スマホアプリ、ゲーム、業務システムなど、様々なシステムに幅広く使用されている言語のため、日本でも人気プログラミング言語の一つで、PHPエンジニアの人口は10万人以上いると言われています。

PHPの短所としては、「実行速度の遅さ」がよく挙げられます。PHPはスクリプト言語のため、コンパイラ言語と比較すると実行速度が遅くなりますが、PHP 7.0から改善されつつあります。

 

PHPを採用しているWEB・スマホアプリサービス

以下にPHPを採用しているWEB・スマホアプリサービスの一例をご紹介します。比較的規模の大きい有名サービスに良く利用されています。

・メルカリ:国内最大のCtoCフリマアプリ

・BASE(ベイス):無料ネットショップの作成サービス

・Retty(レッティ):グルメ店舗情報サービス

・CAMPFIRE(キャンプファイヤー):クラウドファンディングのプラットフォーム

・ココナラ:みんなのスキルのフリマサービス

・ママリQ:ママ専用のQ&Aアプリ

・Schoo(スクー):学べる生放送コミュニケーションサービス

・Facebook(フェイスブック)

・Wikipedia(ウィキペディア)

・Yahoo(ヤフー)

 

PHPフリーランスエンジニアの市場ニーズ

PHPは、WEBサービス、スマホアプリ、ゲーム、業務システムなど幅広い業界・分野に使用されているプログラミング言語ですので、PHP経験のあるフリーランスエンジニアの市場ニーズも安定しています。

また、規模が大きいシステム開発案件においては、単価が高くなりやすかったり、稼働時間も安定していたりというメリットもあります。

ベンチャー企業や新規サービスをRubyなどで開発しようとしたものの、Rubyエンジニア人材の確保が難しく、PHPで開発を進めることになったという企業の話も聞きます。

 

PHPフリーランスエンジニアの経験年数と報酬単価相場

上記にPHPフリーランスエンジニアの経験年数と報酬単価相場(税別)の表を示しました。

記載している金額は、週5日稼働した時の1ヶ月あたりの報酬ですので、週4日稼働の場合は0.8倍、週3日稼働の場合は0.6倍、週2日稼働の場合は0.4倍した金額が報酬になります。

注意したいポイントとしては、PHPの経験年数自体は一緒でも、他のプログラミング言語の経験年数、つまりIT/WEB業界の経験年数によって、報酬単価の相場も変わってくる可能性があります。例えば、Javaの経験やスキルがしっかりしていると判断されれば、PHPの経験が1年程度であっても、PHP経験が2〜3年あるエンジニアの方と一緒の報酬単価になるケースもあります。

また、あくまで相場ですので、開発リーダーや案件特有の経験などを持っている場合は、この範囲を超えている方もいらっしゃいます。

上記の報酬単価の相場一覧をグラフ化したものも示しておきます。

 

PHPの高単価案件・仕事を獲得するための必要スキル

PHPの案件・仕事でより高単価のものを獲得するために必要なスキルや経験をご紹介します。

①開発マネジメントやレビュー経験

開発マネジメントやソースコードレビュー経験は、通常プログラミングスキルや信頼感を持っている方が任されることが多いため、そのような経験を持ったフリーランスエンジニアの方は、報酬単価が相場よりも5〜10万円UPすることがあります。そのため、もしそのようなご経験があれば、積極的にPRしましょう。

 

②要件定義や基本設計などの設計スキル

①の開発マネジメント・レビュー経験に少し似ていますが、要件定義や基本設計などのビジネス観点からサービスやプロダクトのことを理解して、技術要件や仕様に落とし込めるエンジニアの方は、一般的にエンジニアスキルも高いと見られたり、希少性も高く、報酬単価も高くなる傾向があります。

 

③大規模開発の経験

クライアント企業(求人側)もサービスが成長していくにつれて、資金も安定し、そのような企業では高単価案件が出てくる可能性が高くなります。一方、サービス規模の拡大に応じて、システムのパフォーマンス向上なども課題になってきます。

そのため、PHPを使用した大規模システム開発における負荷調査やパフォーマンスチューニングの経験があると、高報酬案件を獲得しやすくなることがあります。

 

④業界・サービス分野の経験(AI、IoT、SNS、ライブ動画配信など)

フリーランスエンジニアの方が経験したことのある業界やサービスと類似した案件求人であれば、より即戦力としてお仕事できると考えられるため、案件を獲得しやすくなるだけでなく、高報酬を実現しやすくなります。

 

⑤フレームワークを使った開発経験

最近はフレームワークを使った開発案件も増えてきており、フリーランスエンジニアの方でもPHPのフレームワークを使った開発経験を持っていた方が、案件求人を獲得しやすくなるだけでなく、高単価報酬を得るためにも有利に働くことが多いです。

PHPの有名なフレームワークとしては、CakePHP、Laravel、Zend Framework、Symfony、CodeIgniter、FuelPHPなどがありますが、CakePHPを用いる案件求人が多いようです。ただ、オフショア開発などで海外エンジニアと協力して開発している現場では、Laravelを使用して開発を進めているケースも増えてきています。

 

PHPの高単価案件情報

フリーランスエンジニア向けのPHPの高単価案件情報は、以下にまとまっていますので、ご参考ください。

PHPの高単価案件・仕事情報まとめ

 

まとめ

PHPフリーランスエンジニアの市場ニーズから報酬単価の相場、PHPの高単価案件を獲得するための必要スキルや経験をまとめさせて頂きました。

PHPは、WEBサービス、ゲーム、業務システムなど様々なシステムに使われているプログラミング言語で案件・お仕事も安定したニーズがあり、比較的規模の大きい開発プロジェクトも多いため、単価相場も安定しています。また、週5日稼働の案件の割合も多く、月収・年収をしっかり稼ぎたいフリーランスエンジニアの方に向いていると考えられます。

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執筆・編集:岡田 崇嗣