フリーランスエンジニアが効率的に優良案件を獲得する方法

フリーランスになったは良いものの、果たして良い案件に巡り会えるかどうか分からない、、、前の案件が自分と相性の悪い案件で同じような思いをしたくない、など案件獲得について悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

今回は、より納得のいく案件獲得をするために案件獲得の手法や、案件をどうやって見極めるのかをエージェント目線でお伝えします。

この記事はフリーランスエンジニア向けのお仕事・案件紹介サービス「APPSTARSフリーランス」がお届けしています。

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そもそもフリーランスエンジニアはどうやって案件を獲得するか?

案件を獲得する方法は、大きく分けて下記の2種類です。

①知人紹介などのリファラル

IT業界に身を置いていると、友人や過去の同僚、過去の取引先から案件の情報が届くこともあるかと思います。客観的に自分のスキルを理解したうえで、案件を紹介してくれるような知人がいると入ってみたら求められるスキルが全然違った、ということを避けられますよね。ポイントは、会社員時代、もしくは既に独立されている方は案件の現場で、うまく人間関係を作っておくことです。「あの人なら安心して仕事を任せられる」「あの人のおかげでプロジェクトが円滑に進んだ」と思ってくれる人が増えるような仕事をされていると、きっと誰かが見ているものです。

エージェントという立場で勿体無いと感じるのは、離職が決まった途端にモチベーションが低下して結果的に喧嘩別れのように職場を離れてしまう方がいることです。同じ職場で働いていた方から惜しまれるような離れ方をされた方であれば、まだまだ狭いIT業界でいつか力になってくれることも珍しくはありません。お互いに気持ちよく情報交換ができるような関係を作れるように、後味の悪い離れ方は避けましょう。

 

②エージェントの活用

同時に複数の参画可能な案件を見て、最も合うと思われる案件を選んだうえで仕事を決めたい、という方にはAPPSTARSのようなエージェントを活用した案件獲得をオススメします。

元々、知人の紹介で案件獲得をされていた方でもプロジェクトが落ち着いたりしてエージェントをご活用いただくケースも多いです。それでは、紹介案件に比べてエージェント活用にどんなメリットがあるのでしょうか。

フリーランスの方に伺った、エージェント活用のメリットをご紹介します。

・リファラル で紹介される案件よりも案件の種類が多い

紹介経由だと案件の絶対数が少なくなりがちですが、エージェントを経由すると希望のエリア、条件、仕事内容を伝えたうえで、マッチすると思われる案件を絞り込んで選択することができます。また、全ての条件が希望通りでなくても許容できるものがあれば、より選択肢を広くすることができます。

・契約など事務手続きをアウトソースして、業務に集中しやすい

案件を提案してもらった後は、面談に参加してエージェントとの契約を締結する必要がありますが、契約書作成や支払いなどの手続きは基本的にエージェントが行います。プロジェクトへの参画が決定してからは、単価や契約期間についての交渉をエージェントが代行してくれるので、目の前の案件に集中して働くことができます。

また、定期的に案件の紹介が届くので新しく案件を探す時間をカットできるというメリットもあります。

 

案件獲得しやすいフリーランスとは

必ず、という訳ではありませんが、案件を獲得しやすいフリーランス には属性的な特徴があります。様々な企業の募集要項から、下記のような属性が案件獲得に繋がりやすいと言えます。

①職種

企業がフリーランス人材を求める背景に、自社人員で対応しきれないという事情があります。新しい開発プロジェクトが開始したり、これまで担当していた方の離職だったり理由やフェーズは様々ですが、事業拡大のケースが多いです。

そのため求められる職種として多いのは、サーバサイドエンジニア(Ruby、Java、PHP) やフロントエンジニア、アプリエンジニア (Swift/Kotlin,Android Java)、ゲームクリエイター(Unity、C#)やUIUXデザイナーが人気となる傾向があります。

 

②年齢

一概には言えませんが、企業がフリーランスに期待することとして専門領域の「十分な経験」と「自社のカルチャーにフィットする」ことがあります。ご経験やスキルの証明とは別に年齢で両方を満たしていると感じられやすいのは、20代後半から40代前半が多いです。

フリーランスを採用する企業側のマネジメント層も比較的年齢の若い方が多いことも理由として考えられます。

 

③居住エリア

もちろん、特定のエリアに住んでいるだけで採用されやすい、という訳ではありません。ただ、案件を探すにあたって都心にアクセスしやすい方が案件の選択肢が増えることも事実です。

 

④経歴

認知されているサービス、もしくは有名企業での開発実績があれば企業からの印象はそれだけで良くなります。企業側がフリーランスに求めるのは、大抵「即戦力である」ことが大前提になっているので、認知しているサービスであれば、開発規模や難易度がある程度イメージが湧くというのが大きいです。

ただ、有名サービスや有名企業での経験があっても稼働期間があまりにも短いと、何か問題が起こったのかと企業側が気にすることがあります。実力を証明できる情報は積極的に活用しつつ、自分には何ができるのか、もわかりやすくスキルシートに記載したり面談で伝えられるようにしておきましょう。

 

案件獲得に必要なスキル・経験

当たり前かもしれませんが、ご自身の専門とする領域のスキルのレベル・経験が十分かどうか、が案件獲得の最も重要な判断基準になります。

エンジニアであれば、特定の言語の開発経験がどれくらいあるか(3年以上が目安になるケースが多いです)、最新の技術(言語、フレームワーク)にどれくらい精通しているか、これまでの経験の中でどのような役割をに担ってきたのか(PLやテックリード経験の有無など)や、コミュニケーションが十分に取れるか、が重要になってきます。

もちろん上記だけではなく、個別の企業毎にコードクオリティをどう担保しているか、大規模トラフィック案件の経験の有無など、求められるスキルが異なります。 大切なのは、案件に入った時にご自身が活躍できる(プロジェクトの現状の課題を解決できる)、ということを証明できるかどうかなので専門領域で更なるスキル習得を心がけることをオススメします。

 

エージェントの活用法

より納得感のある案件を獲得するために積極的にエージェントを活用しましょう。エージェントを効率的に活用するために、やっておいた方がいいことをまとめました。

①面談前の準備

まず、ご自身の経験をスキルシートで分かりやすく落とし込んでおきましょう。忙しくて直近の案件について記載のないまま面談で話せばいいや、と思っていらっしゃる方がいるかもしれませんが、エージェントはスキルシートベースで案件元の企業に提案します。

最新の経験を踏まえて、ご自身のPR材料を多くしたうえで面談に参加されることをオススメします。

 

②エージェント面談

希望の条件をはっきりとさせておきましょう。週あたりの勤務日数や単価など、参画する案件に求めるものを漏らさず伝えましょう。ここで大事なのは、どこまでがマスト条件なのかと、その理由です。オファーが出れば即参画を決めるような理想の条件と、これを満たしていれば参画可能性があるというレベルに分けてエージェントに伝えておくと、的外れな案件を紹介される可能性を下げられます。

 

③案件紹介

エージェントから案件の紹介を受けて興味のある案件があれば、早めにエントリーの連絡をしてしまいましょう。他の候補者でポジションが埋まってしまって案件がクローズになってしまう可能性もあります。マッチ度の高い案件を逃さしてしまうともったいないです。

 

④マッチング面談

案件元企業がマッチング面談で見極めたいことは大きく2つです。

・案件の仕事を任せるに必要な技術的なスキルが十分か

・求められるコミュニケーションが十分に取れるか

スキルについては、経験次第なので事前にエージェントに具体的な仕事内容を聞いておきましょう。該当案件で、活躍できることを証明する場として臨まれるといいかもしれません。

コミュニケーションは、円滑さが非常に重要です。円滑なコミュニケーションを取れるという印象を与えるために、結論ファーストで話す、事実と解釈を分けて説明する、などテクニックがありますが、要は何が言いたいのか、を整理して自信を持って話すことを意識しましょう。

 

失敗しない案件の選び方

案件選びで失敗するケースとして多いのが、働き方やカルチャーなど案件の環境とのアンマッチか、求められるスキルと経験のアンマッチに大きく分けられます。

スキルについては面談でのコミュニケーションで想定される仕事内容に関する質疑応答で明確にできますが、環境は入ってみないと分かりづらいケースが多いと思います。事前に見極めるために、ご自身が働きやすかった案件の特徴(開発人数やチームの関係性、仕事の進め方)を明確にしたうえで、ご自身に合うかどうかを判断して参画するかどうかを決めましょう。

有名な企業案件だから、最初にオファーが出たから、などという理由で参画を決めた後に、こんな環境だと思わなかったという方がいるのはよくある話です。入ってみないと分からない点が多々ありますが、事前に確認できることはしっかりしたうえで参画する案件を見極めましょう。

 

まとめ

案件獲得については経験を積めば積むほど、自分との相性のいい案件がどういう案件なのかが見えてきます。ご自身が希望する案件の条件は何か、なぜその条件だと活躍できそうなのか、の理由も明確にして今後の案件獲得に生かしていってください。

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執筆:境 伴晃