フリーランスエンジニアに求められるコミュニケーションスキル

突然ですが、ご自身のコミュニケーションスキルに自信はありますか?どんな仕事をしていても必要とされるコミュニケーションスキル。では、フリーランスエンジニアの場合はどのような場面でどのようなスキルが求められるのでしょうか。

今回の記事では、フリーランスエンジニアに求められるコミュニケーションスキルについてご紹介します。

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仕事におけるコミュニケーションスキルとは

コミュニケーションスキルとはそもそもなんでしょうか。「仕事の基本はコミュニケーションだ」、「コミュニケーションが取れないと話にならない」など言われることがありますが、「意思や感情、思考を伝達し合うこと」が辞書的な意味になります。

コミュニケーションが下手、コミュニケーションスキルが低いということは、意思や感情、思考伝達がうまくできない、ということと同じ意味なのですが、独立をするとなかなか自分のコミュニケーションについて指摘を受ける機会が多くはないと思います。会社員であれば上司や先輩からの指摘をもとに、改善ポイントが明確になり改善機会を得られますが、プロフェッショナルとして活躍するフリーランスですと、前提に「できて当たり前」と思われていることが大半です。

案件参画前から参画後にどのようなコミュニケーションを意識しておくと良いか、まとめていきます。

 

コミュニケーションに求められるもの

目的が明確である

コミュニケーションをとるときに、まず何のためのコミュニケーションなのか、目的を明確にしておく必要があります。よく新入社員研修で言われるような「報・連・相(ホウレンソウ)」という言葉がありますが、コミュニケーションを取るにあたって、

・状況が伝わればいいのか

・不明点を聞きたいのか

・相手に何か依頼したいのか

などコミュニケーションを取った結果、何が起これば良いのかを明確にしておく必要があります。

 

「要するに何が言いたいの?」と聞き返させない

伝えたいことを伝えた後に、「要はどういうこと?」と聞き返させてしまうと、そのコミュニケーションを通じて相手が知りたいことを知ることができなかったということです。仕事する場では、円滑なコミュニケーションを行うことが求められるため、相手が欲している情報を分かりやすく伝えるようにしましょう。

聞き返されないためには、まず結論から伝えることが必要です。一般的に、年齢を重ねれば重ねるほど話が長くなると言われることがありますが、話が長くなる時というのは不要な情報を話してしまっているものです。そのコミュニケーションの目的にそぐわない不要な部分を除くことを意識しましょう。

 

論点が明確である

伝えたいことが明確になっていることが必要です。フリーランス案件の面談時によくあることで、企業担当者から「●●の経験について教えてください」と聞かれた時、「ある案件で前任が急に離職して・・・」など背景から話し始める方がいらっしゃいます。

企業担当者の質問の仕方にもよりますが、真意はおそらく「自社のプロジェクトで活躍に足る経験が十分かどうか」を判断したいケースが多いでしょう。その質問の真意に反する情報(プロジェクトの背景など)を回答すると、コミュニケーションが取りづらい人なのかな?と思われてしまうことがあります。

円滑なコミュニケーションが取れるように、聞き手側や話し手側によらず、「何のために」「何を伝える」ことが求められているのか、考える癖をつけましょう。

 

発言が聞き取りやすい

現場に入ると、チャットツールなどでのテキストコミュニケーションの割合が高くなりますが、面談や打ち合わせの場では対面で話をする機会もあります。対面の場でしっかり話せる人だと思ってもらえれば、信頼感も大きく変わってきます。技術面で優れていれば、コミュニケーションを含むその他のスキルは大きな問題ではないという意見もありますが、対面の印象で信頼を勝ち取れれば、仕事が進めやすくなったり、良いチャンスが巡ってくることがあります。

信頼を得るためのコミュニケーションで意識してほしいのが”聞き取りやすいこと”です。当たり前かと思われるかもしれませんが、「声の大きさ」「滑舌」「スピード」を意識するだけで聞き手の印象は随分と変わるものです。普段、話し方について意識することはあまりないと思いますが、一度自分の話が聞き取りやすいのかどうかを意識してみると良いでしょう。

 

相手側を受け入れようとする

コミュニケーションの煩わしさを感じるタイミングとして、なかなか話が噛み合わない相手もいると思います。性格的な相性も一因かもしれませんが、噛み合わない時には発言だけでなく、相手の立場(役職や職責)にも目を向けてみるのも良いかもしれません。明らかに自分が考えている優先順位と違う提案をしてくる、もしくはこちらからの提案が受け入れられない時は、立場的に仕方ないというケースもあります。

相手に理解を示すことで、何が制約なのか、どういう考えで仕事を進めるのかを把握することができ、余計なストレスを減らすこともできるかもしれません。

 

まとめ

毎日当たり前のように行なっているコミュニケーションですが、対面やチャットに関わらず、相手側の存在を忘れてはいけません。相手側の性格やスキルなど変えられない要素は大きいですが、無駄やストレスなくコミュニケーションを取ることを意識していきましょう。

APPSTARS(アップスターズ)フリーランスでは、企業との面談の際にどのようなコミュニケーションが求められているかを個別にお伝えしながら提案いたします。お気軽にご相談ください。

 

 

執筆:境 伴晃